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京都国立近代美術館
京都国立近代美術館
〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町

バウハウス創設 100 周年を記念した国際プロジェクト 「bauhaus imaginista」展覧会
 『バウハウスへの応答』 開幕
(会期:'2018・8/4[土]~10/8[月/休日]) 会場: 京都国立近代美術館(岡崎公園内)
記者発表会

'2018 8_4 会場:ゲーテ・インスティトゥート東京 1 Fホール にて 『バウハウスへの応答』 の記者発表会が行われました。
【司会】
三井 珠子(『バウハウスへの応答』広報事務局:共同PR)
【登壇者】
クラウディア・ペレン(バウハウス協会ベルリン・デッサウ・ヴァイマール会長)
柳原 正樹(独立行政法人国立美術館理事長 兼 京都国立近代美術館館長)
マリオン・フォン・オステン(「バウハウス・イマジニスタ」 アーティスティック・ディレクター/キュレーター)
グラント・ワトソン(「バウハウス・イマジニスタ」 アーティスティック・ディレクター/キュレーター)
池田 祐子(国立西洋美術館 主任研究員)
ルカ・フライ(アーティスト、”bauhaus imaginista: Corresponding With”コミッション・アーティスト)


バウハウス創設 100 周年を記念した国際プロジェクト 「bauhaus imaginsta」 展覧会

bauhaus imaginista: Corresponding With

バウハウスへの応答

 先進的な総合芸術学校バウハウスは 1919 年にドイツのヴァイマールに設立され、2019 年はその 100 年の節目にあたります。 開校に際して公にされた 「バウハウス宣言」 の中で、初代校長ヴァルター・グロピウスは、あらゆる造形活動を手仕事の訓練と習得を通して総合し、新たな時代に相応した建築さらには社会そのものの創造を目指す、と述べています。

 その教育理念と独創的なカリキュラムは、日本やインド、そしてひろく世界に大きな響きをもたらし、異なる文化的社会背景のもとそれぞれの地域において独自の展開を遂げました。

 本展は、バウハウス創設 100 周年に際してドイツで開催される記念事業 「バウハウス 100」、その主要な国際プロジェクト 「bauhaus imaginista (創造のバウハウス)」 の一環として開催される、日本唯一の展覧会です (バウハウス創立 100 周年を記念する 「bauhaus imaginista」 は、バウハウス協会ベルリン・デッサウ・ヴァイマール、ゲーテ・インスティトゥート、世界文化の家が 8 カ国のパートナーと共同で実現し、これまで、モロッコ、中国、アメリカで展覧会を開催してきました)。


会期: 2018 8/4 [土] 10/8 [月・祝] 展覧会は終了しました。
休館日: 毎週月曜日
※ 9 月 17 日、24 日、10 月 8 日(月・祝)は開館、 9 月 18 日、25 日(火)は閉館
開館時間: 午前 9 時 30 分~ 午後 5 時、 (毎週金・土曜日は午後 9 時まで開館)
※入場は閉館の30分前まで

会場:
京都国立近代美術館4階コレクションギャラリー(京都・岡崎公園内)
主催:京都国立近代美術館、バウハウス協会ベルリン・デッサウ・ヴァイマール、
ゲーテ・インスティトゥート、世界文化の家
(Haus der Kulturen der Welt, Berlin)


'2018 8_4 『バウハウスへの応答』 記者発表会のご紹介です。 画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。

『バウハウスへの応答』 京都国立近代美術館

バウハウス創設 100 周年記念 『バウハウスへの応答』
京都国立近代美術館

記者発表会 '2018 8_4
会場: ゲーテ・インアウティトゥート東京 (1F ホール)



2019 年は、バウハウスが創設されて 100 年になります。!

『バウハウスへの応答』 記者発表会の解説・スライド映写画像と展覧会資料の抜粋文でご紹介しています。

『バウハウスへの応答』 【見どころ 】
・ バウハウス創設 100 周年に際してのドイツにおける記念事業 「Bauhaus 100」、その主要なプログラムのひとつである国際プロジェクト 「bauhaus imaginista (創造のバウハウス)」 に含まれる展覧会として、日本で唯一の開催です。

・ バウハウス学生による習作や、山脇巌 「(1898-1987)建築家・写真家」・通子 (1910-2000) 夫妻のバウハウス留学時の写真を納めたスクラップ・ブック、インドとバウハウスの関係を示す資料や作品など、日本初公開の資料多数の展示です。

・ 日本での 「構成教育」 を主導した川喜田煉七郎が、グロピウスを迎えて 4 等入選を果たした幻の国際コンペ作品 「ウクライナのハリコフ劇場」自身が開催した 「生活構成展覧会」 でも展示されたその模型を原寸大で再現しています。
ルカ・フライ、オトリス・グループ という気鋭のアーティストたちによる展覧会委嘱作品の展示です。


展示構成
(記者発表会の解説・スライド映写画像と展覧会資料の抜粋文でご紹介しています。)
Ⅰ. バウハウス/BAUHAUS (1919-1933)
Ⅱ. 日本/JAPAN―新建築工学院/School of New Architecture and Design (1932-1936)
Ⅲ. インド/INDIA―カラ・ババナ/Kala Bhavan (1919-Present)


画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。
'2018 8_4 バウハウス創設 100 周年記念『バウハウスへの応答』 記者発表会の解説・スライド映写画像と展覧会資料の抜粋文でご紹介しています。

Ⅰ. バウハウス/BAUHAUS (1919-1933)

Ⅰ. バウハウス/BAUHAUS (1919-1933)
 本展の導入部では、主にバウハウスにおける教育プログラム、とくにその中心をなす公募教育と予備教育について紹介しています。 バウハウスでは、造形に関する基礎知識とその運用に関する教育、それに基づいて具体的な素材を用いた制作を行う訓練、そしてその両者の融合が重視されていました。 その状況をこのセクションでは、授業の時間割表や、公募の記録写真、『バウハウス叢書 (Bauhaus Bücher)』 に著された教育内容、さらにはヨハネス・イッテン (Johannes Itten, 1888-1967) やモホイ=ナジ・ラースロー (Moholy-Nagy László, 1895-1946) そしてヨーゼフ・アルバース (Josef Albers, 1888-1976) といった予備課程を担った教授たち、基礎造形理論の授業を受け持っていたパウル・クレー (Paul Klee, 1879-1940) やヴァシリー・カンディンスキー (Wassily Kandinsky, 1866-1944) の授業で制作された数多くの学生たちの作品によって振り返ります。 なかでも、水谷武彦 (1898-1969) がアルバースの授業で制作した 《素材研究-三つの部分からなる彫刻 (アルバースの予備課程)》 は、日本でのバウハウスの受容と展開について考える上で不可欠な作品であり、本展においても最も重要かつ象徴的な作品のひとつといえます。



Ⅱ. 日本/JAPAN―新建築工学院/School of New Architecture and Design (1932-1936)

Ⅱ. 日本/JAPAN―新建築工学院/School of New Architecture and Design (1932-1936)
  続く 2 番目のセクションでは、日本におけるバウハウスの受容と展開について紹介しています。 1920 年代から 30 年代にかけて、日本からバウハウスを訪問した人々、さらには同校で学んだ人々がいました。 例えば仲田定之助 (1888-1970) は 1920 年代初めのドイツ留学中に日本人として初めてバウハウスを訪問し、帰国後の 1925 年に、その理念と活動を紹介する記事 「国立バウハウス」 を美術雑誌 『みづゑ』 に 2 回にわたって寄稿しています。 この様な紹介に刺激され、水谷武彦 (1898-1969)、山脇巌、道子夫妻 (1898-1987/1910-2000) そして大野玉枝 (1903-1987) が実際にバウハウスで学びました。 帰国後彼らは、教育・文筆活動や作品制作などを通して、自らの経験を人々に伝えています。
 一方で、このようなバウハウスと直接接点をもった人々からの影響を受けつつ、独自の展開がなされた活動もありました。 川喜田煉七郎 (1902-1975) と、彼が中心となって主宰した生活構成研究所です。 この研究所は、後に新建築工芸学院へと発展し、水谷や山脇夫妻らをも講師陣に加え、バウハウスの教育理念を援用した学校教育を展開します。 川喜田は、自らの考えや実践を広く紹介し、戦後の造形教育に広く大きな影響を与えることになります。
 本セクションでは、スイス出身でスウェーデンを拠点に活動する現代美術家ルカ・フライ (Luca Frei) が、川喜田の 「生活構成展覧会」 を起点として、日本におけるバウハウスの教育と哲学に対する理解とアプローチについて考え、制作したインスタレーション作品も公開しています。



Ⅲ. インド/INDIA―カラ・ババナ/Kala Bhavan (1919-Present)
  最後のセクションでは、インドにおけるバウハウスの受容と展開の紹介です。 インドでは、すでに 1922 年にコルカタ近郊でファイニンガ―やイッテンらバウハウス教員たちが参加したグラフィックの展覧会が開催されました。 この展覧会開催のきっかけとなった人物が、インドの国民的詩人ラビンドラナート・タゴール (Rabindranath Tagore, 1861-1941) です。 彼は、脱植民地化やインド文化の刷新の必要性から教育環境の改善に尽力し、1919 年にインド東部西ベンガル州のシャンティニケタンに美術学校カラ・ババナを設立します。 そこでは、産業化と一線を画し、地域に根ざした田園的近代化の創造を目指して、独自の実験的教育が目指されました。 その際に参照されたひとつがバウハウスでの教育です。 ノーベル文学賞受賞のため渡欧し、その際バウハウスを訪問したタゴールは、その教育方針に感銘を受け、それをカラ・ババナに取り入れようとします。 実際にその任にあたったのが、画家のナンダラル・ボース (Nandalal Bose, 1882-1966) です。 ここでは、コルカタでの展覧会に関する資料に加え、カラ・ババナのためにボースが作成した教材や学生の作品、さらにはスリニケタンにある同校の工房で作成された工芸作品などの紹介しています。
 本セクションの最後では、タゴールが目指した教育のあり方と現在を主題に、イギリスを拠点に活動するオトリス・グループ (The Otolith Group) が本展のために制作した映像作品を公開しています。

バウハウス宣言 (Bauhaus-Manifest)

 あらゆる造形活動の最終目標は建築である ! それを装飾することは、造形芸術にとって最も重要な課題であり、造形芸術は偉大なる建築芸術にとって不可分な構成要素であった。 今日造形芸術はそれだけで自己充足しているように思われるが、あらゆる工作者たちが入り交じって意識的に相互に共同作業を行うことで、そのような状態から造形芸術を再び救済することが可能となる。 建築家、画家そして彫刻家は、多様な建築の形態を、再びその全体と部分において知り、理解しなければならず、そうすることで、彼らの仕事は自ずと、サロン芸術において失われた建築的精神でもう一度満たされることになるだろう。
 このような統一を生み出すべきであったにもかかわらず、旧来の美術学校ではそれが叶わなかった。 というのも、芸術は教えられるものではないからだ。 学校は再び工房に組み入れられなければならない。
 図案家や工芸家による単なる描写的世界は、最終的には再び建築的なものにならねばならない。 もし、造形活動への愛を自らの内に感じる若者が、再びかつてのように手工業を学ぶことから自らの道を歩み始められるならば、非生産的な 「芸術家」 が不完全な芸術訓練に携わるなどということはもはやなくなるだろう。 手工業の能力を手に入れた若者は、卓越したものを成し遂げることができるのだから。

 建築家、彫刻家、画家、我々全員が、手工業に戻らねばならない ! なぜなら、「職業としての芸術」 は存在しないからである。 芸術家と手工業者の間に本質的な差異はない。 芸術家は、高められた手工業者である。 天の恩寵は、彼の意志の彼方で、希なる光に瞬き、芸術は無意識的に彼の手仕事から花開く。 だからこそ、手工にかかる基礎は全ての芸術家にとって不可欠なものなのだ。 そしてそこに創造的造形の源泉がある。
 だから、手工業者と芸術家の間に尊大な壁を築いて、不当にも階級を区別するようなことはせず、手工業の新しいギルドを結成しよう ! 建築と彫刻そして絵画のすべてがひとつの形となる未来の新建築を、ともに希求し、考案し、創造しよう。 手工業者のあまたの手によって生まれたその新建築は、天空に向かってそびえることだろう。 新たな来るべき信念が結晶した象徴として。

 ヴァルター・グロピウス (ドイツ・ベルリン 1883 年-アメリカ・ケンブリッジ 1969 年)―総合芸術学校バウハウス 初代校長、モダニズムを代表するドイツの建築家



主催:京都国立近代美術館、バウハウス協会ベルリン・デッサウ・ヴァイマール、
ゲーテ・インスティトゥート、世界文化の家 (Haus der Kulturen der Welt, Berlin)

助成:ドイツ連邦首相府文化メディア担当、ドイツ連邦外務省、ドイツ連邦文化財団

お問合せ:京都国立近代美術館 事業係
tel 075-761-4115 Fax 075-771-5792
〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町
email: jigyou@ma7.momak.go.jp


参考資料:「バウハウスへの応答」PRESS RELEASE & 報道資料 、他。
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